2015年12月06日

クラウドの「無制限」時代の終わり? に「Googleフォト」 の機能と工夫は見習うべき

クラウドサービスの「無制限」はいつまで続くかわかりません。最近話題になったMicrosoftの「OneDrive」など、無制限を打ち出していてもすぐに撤回! せっかくデータを保存して活用してたのに、というケースは少なくありません。

この記事で紹介されている「Googleフォト」 も同様の危険性があるといえますが、Googleが巧みなのがこの「Googleフォト」は、写真や動画限定用で、しかも静止画なら1600万画素、動画ならフルHDまでの解像度制限(つまりGoogleにとっては転送帯域制限と同意になる)を掛けていること。高画素や4K解像度の動画を使っているなら別ですが、1600万画素やフルHDはそれほど遜色がある画質とはいえません。共有して他の人に見せるには十分。
いわばユーザーにとっても実用的。ここがビッグデータを巧みに管理しているGoogleの凄い所ではないでしょうか。

思えば、無制限を売りにしていた他のクラウドサービスも、一定量以上だとアップロード帯域が落ちるといった、転送量制限かけとければ、サーバやクラドが使用する回線の負担が減って無制限サービスが現実的だったのに、と思わずを得ません

容量無制限で一生無料でバックアップできる!?「Googleフォト」

容量無制限のクラウド型の写真・動画管理サービス
 「Googleフォト」は、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できるクラウド型の写真・動画管理サービスです。スマートフォン(iOS/Android)のアプリや、パソコンのウェブブラウザーや専用アップローダーから利用できます。

 もともとは、SNS「Google+」のサービスとして提供されていましたが、2015年5月に「Googleフォト」としてGoogle+からは切り離されました。その結果、Google+を使っていないユーザーでも、Googleアカウントのログインだけで利用でき、広く外部に共有することも可能になりました。

 最大の特長は、写真や動画を無料で無制限にアップロードできる点です。ただし、画質については品質を保ちながらファイルサイズが削減(圧縮)されます。

 スマートフォンのアプリなら撮影した写真や動画を、パソコン専用のアップローダーなら、ハードディスク内の写真や動画、カメラ、SDカード内の写真を自動的に取り込んでバックアップ、同期することができます。もしものときに備えられるだけでなく、モバイルデバイスとカメラ、パソコンなど、保存先がバラバラだったものを、容量を気にすることなく1カ所にまとめて管理できるようになる、というメリットがあります。

パソコンのウェブブラウザーからアクセスした「Googleフォト」。カメラの写真もスマートフォンで加工した写真もすべて集まっています

 同期とはいってもローカルストレージは必須ではなく、ローカルの写真を削除したらクラウド側も消えるということはないため、パソコンやスマートフォンの保存容量が心もとなくなってきた場合でも安心です。

 サイズオーバーしている写真や動画はアップロードできないのかというとそうではありません。写真なら1600万画素に、動画なら1080pまで自動的に縮小されたうえでアップロードされます。これはスマートフォンもパソコンも同じです。このとき、サイズは減っても見た目の品質は保たれるとのことで、Googleによれば、写真なら最大で約61.0cm×40.6cmで印刷することも可能だそうです。

アップロードサイズの設定はアップロードする環境ごとに確認しておきましょう
 設定を変更すれば、オリジナルサイズのままのアップロードを選択することもできます。ただし、その場合は容量としてカウントされるため、無料で提供されている15GBのオンラインストレージを消費することになります。これまでAndroid端末を利用されていた方は、なんらかのタイミングで写真のバックアップに関するメッセージを見たことがあるかもしれません。何が起きているのかよく分からず、オリジナルサイズを選択していたという方は、特にこだわりがなければ「高画質」に変更しておきましょう。

 現在自分がどれくらいのストレージを消費しているかは、Googleのドライブストレージに関するページ(https://www.google.com/settings/storage)で確認できますので、心配な方は念のため確認してみましょう。万が一、オリジナルサイズでアップロードしたことにより、容量が減っていた場合は、ウェブページから「容量を解放」を選択することで圧縮することができます(時間はかかります)。
うっかりオリジナルサイズでアップロードしても、あとから圧縮して容量を解放できます

容量を解放したところ、Googleフォトでの利用量はゼロに!
写真そのものはしっかり存在しています

アップロードされた写真や動画は、サポートされているデバイスならどこからでも閲覧、編集が可能です。Googleフォトは人、場所、出来事などで自動的にグルーピングする機能に優れており、人物名などをタグ付けすることもできます。そのため、大量の写真があっても、見たい写真やアルバムを簡単に絞り込むことができるといいます。

簡単で使いやすい写真編集機能も
 Googleフォトの主な機能は「バックアップと同期」ですが、共有機能のほか、編集機能や、5枚の連続写真からアニメーションGIFを自動生成したり、3枚以上の写真から1枚のパノラマ写真の合成、関連する動画と写真をつなげてBGM付きのムービーを作成することもできるなど、コンテンツの作成機能も備えてます

 特に知っていると便利なのは写真の編集機能です。編集したい写真を1枚選択し、ペンのアイコンをタップすると、「明るい」「色」「ポップ」「周辺光量」の4項目の調整が可能になります。「自動」をクリックしてからの微調整もできます。14種類のフィルターも用意されており、ワンクリックで適用でき、適用量もスライダーで調整できます。回転、トリミング機能も備わっています。パソコンのウェブブラウザーからの利用では、「比べる」をクリックすると、押しているときはオリジナル、離すと補正後の写真が表示されるので、比較しながら調整できます。

編集後は、オリジナルの上書きかコピーの保存のいずれかを選べます。うっかりそのまま保存しても、メニューから「元に戻す」を選択すれば補正を取り消せます。心配なときは、メニューから「コピーを保存」を選択するといいかもしれません。

 これらの機能は、スマートフォン用のアプリも、パソコンのウェブブラウザーもほぼ同じ。シンプルですが、写真がキレイに見えるツボを押さえていますし、傾き補正やトリミングもできるので、SNSにアップする写真を補正したいというときは十分対応できるでしょう。

バックアップ環境に注意しながら有効活用しよう
 自動バックアップというと、iPhoneならiCloud、Dropboxのカメラアップロードなどがあります。iCloudは、残念ながらAndroid端末では利用できません。Dropboxには、さまざまなデバイスの写真や動画をCamera Uploadというフォルダに集約する機能がありますが、縮小機能はなく、また無料の保存容量も有限です。そのため、Googleフォトのバックアップ機能は、縮小されるという条件付きとはいえ、さまざまなデバイスやカメラを持ち替えて使いたい人には、非常にメリットがあるといえそうです。

 スマートフォンの保存容量が足りなくなっても、どうしても消せなかった写真があるという方は、Googleフォトにバックアップしておくというのもいいでしょう。パソコンやスマートフォンの中に保存されていた写真がすべて集まるわけですから、すっかり忘れていた過去や、とても懐かしいカットを発見することも。Googleフォトは、想い出整理にも使えそうです。

 ただし、気を付けなくてはならないこともあります。Googleフォトは無料でも、データ転送時のパケットは消費します。特にスマートフォンは、モバイルデータ通信環境下で行うと一度に大量のパケットを消費してしまう可能性があるため、設定をよく確認しておきましょう。通常は、Wi-Fi環境下でのみバックアップを行う設定になると思いますが、モバイルルーターを経由したり、他の端末でテザリングを行っているときなどは、いったんバックアップと同期を停止することをおすすめします。普段はオフで、帰宅後寝ている間にバックアップというのもいいかもしれません。
(Internet Watchより)
posted by カミガタ at 19:24 | TrackBack(0) | インターネットサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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