タブレットやスマートフォンの普及もあるでしょうが、企業がWindows8に二の足を踏んでしまっているのでしょうね。
タッチを活かした高コストPCよりも、安いマウス操作型のPCで十分、でも企業はタッチ対応PCを売りたいという消費者との乖離も拍車をかけているといえるかもしれません。
2013年第1四半期の世界PC出荷量は、IDC調査開始以来最悪の縮小に
米International Data Corporation(IDC)は10日(現地時間)、2013年第1四半期の世界PC出荷量を発表した。これによると、出荷台数は7,630万台で、前年同期比の成長率は当初予想の-7.7%を大きく下回る-13.9%。4四半期連続のマイナス成長であり、1994年の同社調査開始以来最悪の縮小率となった。
緩やかな景気回復や、Windows 8を搭載した新製品が投入されたものの、ローエンド向け小型ノートPCは、タブレットやスマートフォンに食われた。また、タッチ対応や超薄型の製品も出たが、それらの魅力は、コスト上昇や部材の調達難、およびWindows 8の評判が芳しくないといった問題に阻害された。
特にWindows 8について、同社クライアント・ディスプレイ担当プログラム副社長のボブ・オドネル氏は、「Windows 8の発売は、PC市場に拍車をかけるどころか、勢いを押しとどめてしまった。UIの抜本的な変更や、親しみ慣れたスタートボタンの廃止、そしてタッチパネルによるコストの上昇で、PCの魅力はタブレットなどに見劣りする結果となった」と辛辣な分析をしている。
メーカー別に見ると、Hewlett-Packard(HP)およびDellは、リストラなども相まって大幅なマイナス成長に。他方、Lenovoは「攻撃戦略」により、米国では2桁成長を見せるなどし、1位のHPに肉薄した
(PC Watchより)