私の興味は大きなモデルチェンジの「DMC-TZ7」と、新製品の「DMC-FT1」に絞られます。
「DMC-TZ7」は、広角側が25mm相当からのスタートと、よりワイドになったのが一番嬉しい変更点です(私の興味はほとんどここにある)。
今まで主力機種のFXシリーズ(FX35以降25mm相当スタート)に比べ、28mm相当スタートと広角側では、後塵を拝していた格好ですが、これで横に並んだことになります。
広角化によるレンズの歪みがどれくらい出るかが、興味があります。
次に、今までは動画は、Quicktime準拠の「Motion JPEG」形式のみだったのが、その機能を残したまま、720p対応の「AVCHD Lite」形式でも取れるようになったことです。
「Motion JPEG」形式の弱点は容量を食う点にあります。
720pの場合、8GBのSDHCメモリーカードを使用した場合、Motion JPEGで約30分しか撮れませんでした。
一方、「AVCHD Lite」形式だと、長時間モード(9Mbps)で2時間弱撮れるとパナソニックでは謳ってます。
となると、最高画質(17Mbps)で約1時間。これでも「Motion JPEG」形式の倍撮れます。
メモリカードが安くなってきた(8GBで1500円くらい)今、一昔前のビデオテープ感覚で、カードに720p動画を記録できるようになったのはとても魅力です。
ただしその代償は大きく、撮った動画を編集しようとしたら、「Core 2 Quadの2.6Ghz以上が推奨」だそうです。
これは現時点でかなりこのスペックのPCを持っている人は少ないでしょう。
私自身は動画サイトを見る限り、TZ5の「Motion JPEG」形式でもかなり画質が良かったように見えるので、TZ7で画質の劣化が相当起こらない限りは、編集に高スペックを要求しない「Motion JPEG」形式で十分良いのでは、と思います。
これからもっと、メモリカードも安くなりますからね。
また、これは前機種TZ5もそうでしたが、動画中のズームが可能な点も大きいです。デジカメで実現している機種は実は少ないです。
実際の画質次第では、幅広いシーンで使えるデジカメとして、「神機」になれる要素のある新製品ですね。
TZ7は。
一方、新シリーズの「DMC-FT1」。
屈曲光学系はパナソニックでは初採用だそうです。
屈曲光学系など、レンズが伸び縮みしないタイプのレンズの場合、広角化が難しい弱点があります。
私が動画の画質を見込んで購入したCasioのV8は、同じ屈曲光学系。
広角側が38mmスタートと非常に弱いです。
また動画はSD品質のみ対応です。
この「DMC-FT1」は、28mmスタートと屈曲光学系では頑張ってます。
狭いところで写真や動画を撮るときに、V8より有利です。
さらに防水・防じん・耐落下性能や、TZ7同様「AVCHD Lite」形式と「Motion JPEG」形式での720p動画にも対応。
V8はスペック的には望遠側がリードしてますが、V8の望遠側は画質がホゲホゲでほとんど使い物になりません。
また電池の持ちもV8は弱く(静止画で250枚)、動画だと純正でも間欠録画で1時間弱しか持ちません(互換バッテリで8本電池持ってます)。
一方、FT1は340枚とリードしており、もっと長時間録画できるのでは、と期待できます。
アウトドアに最適のFT1。
画質が良く、値段さえ安くなれば、V8の後継機として購入を検討したいと思う人は多いのではないでしょうか(私もその一人です)。
TZ7とFT1。
タイプは違いますが、どちらの機種も非常に魅力があり、購入を検討したい機種に私には見えました。
(ITMediaより)
登録した人の顔にピントを合わせる新「LUMIX」 防水モデルも
パナソニックは1月28日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズ新製品として、事前に登録しておいた人の顔に優先的にピントを合わせる「個人認識」機能を搭載した4機種を、2月20日から順次発売すると発表した。
個人認識機能は、家族や友人などのカメラにあらかじめ登録しておいた顔を判別し、自動的にピントと露出を合わせる機能。シーンの応じた設定を自動で行う「おまかせiA」の新機能として搭載した。
防水・防じん・耐落下性能を備えた「DMC-FT1」、液晶タッチパネルを装備した「DMC-FX550」、薄型モデルの「DMC-FX40」、12倍ズームレンズを搭載した「DMC-TZ7」の4機種で、それぞれオープン価格